鬼ごっこゲームは、少ないブロックで作ることができて、すぐに遊ぶことができます。
スクラッチを始めたら、すぐにでもチャレンジしてほしい作品の1つです。
基本的な鬼ごっこゲームの作り方から少しずつルールを変更し、5つの鬼ごっこゲームを作ります。
ゲームとしてもプログラミングとしても、少しずつ難易度を上げて学習を進められるようにしています。
1つずつ作っていきましょう。
鬼ごっこの作り方と基本ルール
鬼ごっこの役割は次の通りです。基本ルールは、ネコが鬼につかまる(当たる)と負けです。
- ステージ:タイマーなど全体を管理
- ネコ:逃げる
- 恐竜:鬼として追いかける
レベル1:マウス操作で鬼ごっこ
まずは鬼ごっこの基本的な作り方を見ていきましょう。
ルール
- マウスでネコを動かして、鬼から逃げる
- 鬼に当たると終了
ステージの背景とスクリプト
レベル1ではまだステージは使いません。
ねこのスクリプト
鬼のスクリプト
ゲームとしてはとても簡単ですね。難易度を上げるために、次のレベルではステージに障害物を用意しましょう。
レベル2:障害物を避けて鬼ごっこ
レベル2では、障害物にあたると失格となる条件を追加します。
少し難易度が高くなり、マウス操作の練習にもなりますよ。
ルール
- マウスでネコを動かして、鬼から逃げる
- ステージの障害物(黄色の〇)に当たると終了 <追加>
- 鬼に当たると終了
ステージの背景とスクリプト
ねこのスクリプト
鬼のスクリプト
ここまでマウスでネコを動かしてきましたが、次のレベルではキーボード操作に対応していきましょう。
レベル3:キーボードの矢印キーで鬼ごっこ
レベル3では、キーボードの矢印キーで上下左右にネコを動かせるようにします。
ルール
- キーボードの矢印キーで上下左右にネコを動かして、鬼から逃げる <変更>
- ステージの障害物(黄色の〇)に当たると終了
- 鬼に当たると終了
ステージの背景とスクリプト
ねこのスクリプト
鬼のスクリプト
スピードを調整して、ちょうどいい難易度に設定していきましょう。
次のレベルではよりゲームらしくするため、時間制限を作ってみましょう。
レベル4:時間制限あり!増える障害物を避けて鬼ごっこ
レベル4では、更に難易度をあげていきます。
一定時間経過するたびに鬼の「スタンプ」を追加して、その「スタンプ」も障害物として扱います。
時間制限も付けて、よりゲームらしくしていきましょう。
ルール
- キーボードの矢印キーで上下左右にネコを動かして、鬼から逃げる
- ステージの障害物(黄色の〇)に当たると終了
- 鬼に当たると終了
- 一定時間ごとに増える鬼の「スタンプ」に当たると終了 <追加>
- 制限時間が0になったら終了 <追加>
ねこのスクリプト
鬼のスクリプト
ステージの背景とスクリプト
次のレベルでは、増える鬼が追いかけてくるようにし、難易度を最大にしていきましょう。
レベル5:増える鬼と鬼ごっこ
レベル5では、クローン機能で鬼を増やします。
複数の鬼が同時に追いかけてきますので、逃げ切るのが難しくなります。
ルール
- キーボードの矢印キーで上下左右にネコを動かして、鬼から逃げる
- ステージの障害物に当たると終了
一定時間ごとに増える鬼の「スタンプ」に当たると終了<削除>- 一定時間ごとに増える鬼の「クローン」に当たると終了 <追加>
- 制限時間が0になったら終了
ステージの背景とスクリプト
ねこのスクリプト
鬼のスクリプト
まとめ
今回は、「鬼ごっこ」というテーマで複数のゲームを作りました。
ここで説明した動きは一例にすぎません。
この他にも様々な動きや制御が考えられますので、基本的な動きを理解して、いろいろ試してみてください。