【スクラッチでプログラミング】おすすめ本をテーマ別に紹介!

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スクラッチでプログラミング テーマ別おすすめ本

小学校のプログラミング教育でよく用いられている、プログラミングツール「スクラッチ(Scratch)」。

参考書も多く発売されていますが、多すぎてどれが良いのか迷いますよね。

今回は、実際に私が読んだ本の中から、テーマ別におすすめ本をご紹介します。

目次

Scratch(スクラッチ)とは

スクラッチ開発画面

Scratch(スクラッチ)はアメリカの有名な大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語です。

ブロックをつなげていくだけでプログラミングすることができて、アニメーション、ゲーム、プレゼンテーションなど自由につくることができ、作品を世界に公開できる場も用意されています。

「子どもたちがかんたんに楽しく学習できる」ことを何よりも優先させて作られていますので、子どもから大人まで楽しく作品を作ることができます。

スクラッチを始める際の本の選び方

スクラッチの本を選ぶ場合、必ず、最新バージョン(Scratch3.0)を対象としている本を選びましょう。また、次の項目も参考にしてください。

チェック項目項目説明
対象の学習者低学年(1~3年生)、高学年(4~6年生)、中学生以上 の3段階で判断(私見)
索引索引の有無(困ったときに調べるための索引は必須)
アカウント作成スクラッチのアカウントを作成する手順の記載有無
基本操作スクラッチの画面名やプロジェクト作成等、基本となる操作の記載有無
拡張機能基本コードだけでなく、拡張機能の記載有無
作品数本を読んで作ることができる作品の数
サンプルサンプルや完成作品がネットで確認、または、プロジェクトソースがダウンロードできるか否か
※「完成作品を見る→本を見ながら作る→動きを確認する→完成品との違いを確認する」ができると良い
分りやすさ説明が丁寧で見やすいか、急に説明が飛んでいたりしないか
繰り返し利用何度も使えるか、使うために手元に置いておきたいかどうか
キラキラ度チャレンジのマンガのようにやる気を出してくれる内容かどうか
※「マンガで~」に該当する本のみを対象とする
プログラミング知識スクラッチだけにとどまらず、プログラミングを学ぶにあたっての基本的な知識・情報が書かれているか
価格税抜価格

「スクラッチでプログラミングしたくなる本!モチベーションアップ」編

スクラッチに興味を持ち出した子の背中を押して、モチベーションを高めてくれる本です。

商品商品名対象の学習者索引アカウント作成基本操作拡張機能作品数サンプル分りやすさ繰り返し利用キラキラ度プログラミング知識価格
本 まんがでScratch3.0編プログラミング 進め!けやき坂クリエイターズ
まんがでプログラミング 進め!
けやき坂クリエイターズ
Scratch 3.0編
高学年~11,000円
プログラミング教室 バージョンアップ編 表紙マンガでマスター
プログラミング教室
高学年~21,100円
Scratch本の比較

まんがでプログラミング 進め!けやき坂クリエイターズ Scratch 3.0編

橋爪 香織/たき りょうこ/阿部 和広/うめ(小沢高広・妹尾朝子)

ゲーム好きの小学5年生の「みらい」。イギリスから帰国したばかりの山内りおにスクラッチを教えてもらい、ゲーム制作に夢中になるが分からないことだらけ。友達のしゅう、ともや、かなと一緒にゲーム制作を進めるが、果たしてゲームは完成するのか…?

各章にて、「まんがパート」と「解説パート」があります。順番に読み進めて実践することで、いつのまにかゲームを完成できる仕掛けになっています。

マウスの使い方から始まり、スクラッチの基本操作や拡張機能の解説、人工知能に挑戦するコーナーも収録されていて、スクラッチを始めるにあたって必要なことが全て書かれています!

索引付きで、辞典がわりとしても利用可能です。

他の作品で書かれることが少ない、バグ(不具合)の修正や著作権侵害に対する注意書きが記載されているところも、おすすめポイントです!

Scratch 2.0編もあるけど、必ず最新版のScratch 3.0編を選んでね!

マンガでマスター プログラミング教室

プログラミングの楽しさと実践的な技術を、マンガを楽しみながら習得することができます。

スクラッチの使い方を中心とした解説も充実しており、マンガに出てくるプログラムも掲載されているので、同じように作ることができます。

Scratch2.0が対象なのでおススメするか迷いましたが、チャレンジのマンガのようなワクワク感はピカイチ!

バージョンアップ編では、Scratch3.0の追加機能と、Pythonという開発言語についても描かれています。

Pythonは始めやすく、業務での需要も高い言語です。他の開発言語に興味を持つキッカケとしても良いですね。

「スクラッチでプログラミングを始めるときに読む本」編

プログラミングを始める際、インターネットで情報収集することも可能ですが、全体を体系的に学ぶには絶対的に書籍をおすすめします。

ここでおススメする本は、初学者向けに、スクラッチの使い方やプログラミングの基礎を分かりやすく解説してくれる本です。

商品商品名対象の学習者索引アカウント作成基本操作拡張機能作品数サンプル分りやすさ繰り返し利用キラキラ度プログラミング知識価格
本 作って学ぶScratchドリル作って学ぶScratchドリル年長、低学年~101,800円
本 できるキッズ 子どもと学ぶScratch3プログラミング入門できるキッズ
子どもと学ぶ
Scratch3
プログラミング入門
高学年~111,880円
本 親子でかんたんスクラッチプログラミングの図鑑親子でかんたん
スクラッチプログラミングの図鑑
【Scratch 3.0対応版】
高学年~142,580円
Scratch本の比較

作って学ぶScratchドリル

絵本感覚で進められるScratchドリルです。文章は最小限で、図や手順が多用されているため、直観的に何をすれば良いのかわかりやすいです。

初めてScratchに触れる方がつまづかないように、たくさんの配慮がされています。苦手意識を持つことなく、楽しく成功体験を積むことができるため、最初の1冊としておススメです。

リミックス機能を使って作る最後のハエ叩きゲームは、イチオシです!

できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門

各章20~30ページで丁寧に解説されており、とても分かりやすいです。

ゲームの作り方とともに、学べるプログラミング要素(分岐や順次といった基本要素)や子供に教えるときのアドバイスもありますので、「子供に教える人が読む本」としても良いですね。

各章に練習問題も載っていますので、作品を作って終わりではなく、きちんと理解できているか、次の作品につなげることができるか、など自分の理解度チェックにも使うことができます。

サンプルをダウンロードして事前に作品を確認することで、目的(完成作品の動き)に向かって考えながら作ることができます

この本では次の11作品の作り方が学べます。

  • 第2章 ネコ歩き
  • 第3章 オリジナル楽器
  • 第4章 もぐらパトロール
  • 第5章 アクションゲーム
  • 第6章 クリックゲーム
  • 第7章 オート紙芝居
  • 第8章 幾何学模様
  • 第9章 クイズ!できるもん
  • 第10章 リズムゲーム
  • 第11章 風船割りゲーム
  • 第12章 本格インベーダーゲーム

親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】 (まなびのずかん)

「ゼロからはじめて、本格的なプログラミングまで、幅広い知識を学べます」と書かれている通り、小学校1年生から大人、先生までを対象とした本です。

マウスの使い方やスクラッチのアカウント作成などの入門レベルから、アルゴリズムの理解といった少し難しい内容まで書かれています。

プログラミングが身の回りでどのように使われているのか、スクラッチだけにとどまらないプログラミング全般の知識も合わせて学習できます

この本では次の14作品の作り方が学べます。

  • 4章 簡単なゲーム
    • シューティングゲーム
  • 5章 ミニゲーム
    • リンゴをゲットゲーム
    • ボールをよけろゲーム
    • 不思議な絵ゲーム
    • 風船を追いかけるゲーム
    • 数当てゲーム
    • 音当てゲーム
  • 6章 本格的なゲーム
    • オープニングやエンディング、複数のステージがある本格的な迷路ゲーム
  • 7章 教材を作ってみよう
    • 絵本を作ってみよう(国語)
    • 計算ドリルを作ってみよう(算数)
    • 月の満ち欠けのしくみ(理科)
    • 名勝案内を作ろう(社会)
    • 名画を観賞しよう(図工)
    • 曲を作ってみよう(音楽)

まとめ

今回の記事では「スクラッチでプログラミングをする際におすすめの本」を紹介しました!

目的や状況に合わせて選び、読んだ後はすぐにスクラッチの画面を開いて実践しましょう。

全体像を書籍で理解し、作っている途中で出てきたピンポイントの悩み解決には、インターネットと書籍を併用すると解決までの時間が短縮されますよ。

それでは、楽しいスクラッチライフを!

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